波照間島・・・
そこは日本の人が住んでいる島で最南端にある石垣島から行ける離島です。
波照間の語源は
「果てのうるま(うるま=珊瑚)」
とされる説があり、その語源通りの美しい珊瑚を見ることも出来ます。
島の名前の由来からして美しい波照間島は、一度行くとリピーターになってしまう方が多いと言われていて、実はこの記事を書いている私もそのうちの一人なんですよ 笑
石垣島から行けるオススメの離島、波照間島の魅力に迫っていきましょう!
・・・行けるオススメの離島というより、個人的には
「行くべき離島」
と声を大にしたいところです。
【波照間島のビーチ】ニシ浜という日本一美しいビーチがある
波照間島の最大の魅力はなんといっても美しすぎるビーチがあることです!
私がこれまで見てきた日本のビーチで、唯一感動のあまり涙がこぼれてしまったのが波照間島のニシ浜ビーチなんですよ。
はじめて見たニシ浜の光景は、4年経ったいまでも心に焼き付いている程です。
ニシ浜があるのは波照間港のすぐそば、港から少し西にいったところにあるので徒歩でも行けちゃいますよ。
ただ、感動の絶景をみるためには一度港から島の道路を素直に昇り西に進み、ペンション最南端という宿を目指すように道路を下るといいでしょう。
その光景がこちらです。
画像ではうまく伝わらないかもしれませんが、坂道から眼下に見下ろすように広がる「青のグラデーション」はハテルマブルーと呼ばれていて、思わず言葉にならない声を上げてしまうほど美しく、私の場合は自然と涙がこぼれていました。
この坂道を下れば、目の前にニシ浜ビーチが広がります。
ニシ浜ビーチにはたくさんの魅力があります。
- 海の青いグラデーションが美しすぎる
- 海の中の青も美しすぎる
- ビーチの砂が細かすぎるパウダーサンド
- ビーチの砂が驚くほど白い
- 海の底の砂も驚くほど白い
- シュノーケリングで海中の絶景を楽しめる
- シュノーケリングでもウミガメにあえる
- サンセットの名所でもある
- 星空が美しすぎる
と、すこし考えただけでもこれだけの魅力があります!
写真と共にいくつか魅力を紹介してみますね。
海の青いグラデーションが美しすぎる
ハテルマブルーと呼ばれる「青」のグラデーションは海自体が光り輝いているようにすら見えます。
海の中の青も美しすぎる
ニシ浜の美しさはその景観だけでなく、海中の美しさもずば抜けています!
ビーチの砂が細かすぎるパウダーサンド
ニシ浜ビーチの凄いところはその砂質にもあります。
私が知るビーチの中で断トツで細かいパウダーサンドです。
ビーチの砂が驚くほど白い
ハテルマブルーを美しく彩ってくれるのがビーチの砂浜の圧倒的白さです。
海の底の砂も驚くほど白い
白いのはビーチの砂浜だけではなく、海底の砂も真っ白なのです。
シュノーケリングで海中の絶景を楽しめる・シュノーケリングでもウミガメやカクレクマノミにあえる
ニシ浜ビーチでのシュノーケリングでは、ニモで有名になったカクレクマノミやウミガメに遭うことが出来ます。
ウミガメに関してはニシ浜ビーチに生息するものは警戒心が強いかもしれません。
ただ、ニシ浜ビーチの海にはたくさんのウミガメが居たので遭遇率は高そうです!
サンセットの名所でもある
ニシ浜ビーチはサンセットが美しいスポットでもあります。
夏場は夕陽が海に沈むので、運のいい方は『グリーンフラッシュ』という激レア現象に出会えるかもしれません。
グリーンフラッシュを見ると幸福が訪れるとされているので一度は見てみたいですよね!
石垣島に住んでいる私も、まだ一度しか見たことはありません。
星空が美しすぎる
ニシ浜ビーチでサンセットを楽しんだ後は、その後訪れる黄昏時の幻想的な空のグラデーションを満喫しながら星を観ると良いでしょう。
ニシ浜ビーチでは水平線に沈む月や惑星などの明るい星が、海に「光の道」を作ることがありますよ。
他にも魅力はあって、例えばニシ浜ビーチを西に歩けばペー浜というビーチに行くことが出来るのですが、そのロングビーチの散歩が楽しかったり、道中たくさんの貝殻やバラス(白化した珊瑚)、流木なんかをたくさん拾えちゃったりもします。
ニシ浜ビーチが「日本一美しいビーチ」というのも決して私の思い込みだけでは無く、実際に日本一のビーチに選ばれているんですよ。
トリップアドバイザーの「旅好きが選ぶ日本のベストビーチTOP10」2017年ランキング1位
旅行サイトで有名なトリップアドバイザーが、投稿された世界中のビーチに対する口コミを元にビーチランキングを作っています。
2017年の日本のビーチランキング1位に輝いたのが、波照間島にあるニシ浜なのです。
ニシ浜、ぜひあなた自身の目で実際に見てみて下さいね。
【波照間島の観光】行くべき観光スポット・見るべき景色
有人島日本最南端の波照間島では、ぜひ行っておきたい観光スポットや見ておきたい景色があるので紹介しますね。
波照間島へ旅行する際の参考になれば嬉しいです。
ニシ浜ビーチ
先ほど大々的に紹介したので説明はもう要らないでしょう笑
波照間島で最も人気のあるスポットです!
波照間空港
以前は定期便も運航されていたこの波照間空港は、2019年2月現在利用されていません。
運行再開に向けた活動が現在も続けられています。
※運行再開など状況が変わりましたら追記したいと思います。
現在のターミナルは2015年9月16日に完成したものなので、とても綺麗な建物ですよ。
波照間空港への行き方
島を周遊する道路(ほぼメインロード)を、「土壌改良の碑」を目印に海側へ曲がると行くことが出来ます。
風車
波照間島では安定した海風を利用した風力発電を行っていて、波照間空港から近い場所で風車を見ることが出来ます。
波照間島の風車は「可倒式風車」といい、台風などの強風対策として風車を倒せるタイプのものになっています。
海に向かって立つ風車の姿は、波照間島のさとうきびなどの自然景観の中に人工的で機能的な外観をしていて、これはこれで面白い画を楽しめましたよ。
星空観測タワー
星空観測タワーでは星空観測ガイドを楽しむことが出来ます。
営業日や営業時間、料金などは公式サイトなどで確認してみて下さいね。
こちらの施設に関しては良かったという意見と、残念ながらそうではない意見が両方あるようです。
私が2014年に訪れた際には、やはり後者のイメージを持たざるを得ませんでした。
「今日星空を見に来た人は大外れです!月が明るすぎてこういう日に星を見に来るのは間違いです!」
と星空ガイドツアーの冒頭で言われたためです。
(心躍らせて参加したお客様に対して放つ台詞ではないなあ・・・)
と感じたことをいまも覚えています。
あまり悪い印象を記事に書きたくは無いのですが、事実行って感じたことを素直に書かせていただきました。
星好きの私としては、素敵な場所にある素敵な施設なので、不快に感じる人が少なくなるよう改善してくれることを強く願うからです。
訪れた方の星を好きになる機会が失われないことを望みます。
日本最南端の碑とその周辺
波照間島は人が住む島では日本最南端の島で、それを記念する碑が島の南部に建てられています。
海側の崖の方へ進むと、まるで口を開いたライオンの横顔のような岩に波があたる自然の雄大さを観ることが出来ます。
見に行く方は道中の岩場が切り立っているので怪我をしないよう、また海へ落ちないように充分注意して下さいね。
波照間郵便局
有人島日本最南端にある波照間島には日本最南端の郵便局があります。
この波照間郵便局ではがきを買うと、日本最南端の郵便局へ訪れた記念のスタンプを押してもらえますよ。
日本最南端の波照間郵便局から手紙を送るというのもなかなか面白いのではないでしょうか?
インターネット環境が発達した現在、あえてアナログの手紙やはがきで大切な人に感謝の気持ちを書いて送るなんてどうでしょう?
集落
波照間島は島の中央部が集落になっており、古い町並みやプルメリアやブーゲンビリアといった美しい花、沖縄っぽい景観や景色を楽しめますよ。
波照間島にはコンビニやスーパーが無いので買物は町の共同売店で買うことになるのですが、その共同売店があるのもこの集落の中です。
共同売店はいくつかあるので、集落に来さえすれば見つけられますよ。
波照間島で製造されている幻の泡盛といわれている『泡波』の製造工場も集落の中にあります。
とあるお食事処には癒やし猫も登場しますよ。
ウージ畑
波照間島の主要産業は農業でさとうきび作りが盛んです。
サトウキビは沖縄で「ウージ」と呼ばれていて、沖縄の歌で人気の「島唄」の2番の歌詞にも登場していますね。
冬に収穫期を迎えるサトウキビはその時期にススキの穂のような花を咲かせます。
島の至る所でこのサトウキビは見られるのですが、風に揺られる花や夕陽や月に輝く姿を見るのも楽しいですよ。
サトウキビの花が咲くのは冬だけなので、冬限定でしか楽しめない景色といえるでしょうね。
牛やヤギ
波照間島は人口よりヤギの数の方が多く、島内ではたくさんのヤギに遭遇するでしょう。
運が良ければ子ヤギや黒ヤギも見られます。
黒毛和牛を育てている農家さんもあるので、間近で黒い牛を見ることも出来るはずですよ。牛の身体の大きさには迫力を感じますが、その表情は驚くほど穏やかで意外にも癒やされます笑
【波照間島の星空】波照間島は星空の聖地
波照間島は昔から天体ファンの間で「星空の聖地」として人気がありました。
いまでこそデジタル一眼レフカメラの進歩で手軽に星空撮影を楽しめるようになりましたが、まだネガを使って現像している時代からその星空の素晴らしさは有名だったのです。
波照間島が「星空の聖地」とされる理由には次のものが挙げられます。
- 光害が少ない
- 日本で一番南十字星の観測に適している
- ハブがいない
波照間島には星の観測の阻害となる街灯はほぼ無く、他の島が遠くにあるためその島に暮らす人々の生活の明かりの影響を受けません。
星空観測にはそうした“光害”が邪魔になるのですが、波照間島ではあまり影響を受けないということです。
そして波照間島は日本の人が住む島では最も南に位置する島で、南十字星は南半球で人気の星の並びなのですが、南十字星を観測できるのは沖縄県でも石垣島以南が適しているとされており、最も南にある波照間島は南十字星の観測に適しているという訳です。
意外に思うかもしれませんが、波照間島には毒蛇として有名な“ハブ”はいません。
ハブは一般的に夜行性であるため、夜になると活動が活発になります。
これは沖縄県で天体観測をする際に特に気を遣うポイントでもあるのですが、波照間島ではそうした不安無く天体観測を楽しむことが出来るというわけです。
これはあくまで私見ですが、星空保護区に選ばれた石垣島北部や竹富島以上に波照間島の星空は美しいと思っています。
波照間島に行く際は可能ならば宿泊をして、星空を楽しむことをオススメしますよ。
ただし注意点が一つ!
波照間島は野宿が禁止されているので、宿泊するときは必ず宿を取るなど宿泊先の確保が必須です。
【波照間島の宿】波照間島で宿泊!オススメの宿
「波照間島で星空を見たいけどホテルはあるの?」
波照間島はとても人口の少ない島ですが、実はホテルや民宿、ペンションもいくつかあります。
今回は私が利用したお勧めの宿を紹介したいと思います!
【日本最強ビーチが目の前にある】ペンション最南端
ペンション最南端は波照間島の北部にある綺麗な宿で、最大の魅力はその立地にあります!
日本一美しいビーチに何度も選ばれたことがある“ニシ浜ビーチ”を目の前に見下ろす位置に建っているのです。
部屋からの景色がこちら。
徒歩3分で日本一のビーチに行くことが出来ますし、部屋の窓からは美しすぎる“ニシ浜”をこれでもかというくらいに堪能出来るんです!
ビーチ遊びをしてそのまま部屋のシャワーを浴びることも出来ます。
ペンション最南端には宿泊客なら誰でも利用出来る屋上があって、そこから見る星空もまた美しいんです!
目の前にある“ニシ浜”は、西の空には夕陽が沈む様を楽しむことが出来るサンセットの名所としても有名で、たくさんの人がサンセットを見に訪れるのですが、ペンション最南端では屋上や部屋からも美しい夕陽を楽しむことが出来るんですよ。
一泊2食付というところも食事処が限られる波照間島では嬉しいポイントですね。
ただ食事が提供される時間は決まっているのは融通があまり効かない点ともいえそうです。
食事の後は流れでゆんたくになるケースもありますよ。
宿のスタッフさんは親切で、宿の前にはお手をする名物ヤギの“ココちゃん”がいます笑
ただ、あまりに人気のある宿のためなかなか予約は取れないかもしれませんね。
特にハイシーズンには、はやい段階から予約することを強くオススメします!
【オーナーの手作り感溢れる親切宿】ハウス美波
波照間島でも特に人気の宿のひとつがハウス美波です。
私が宿泊した部屋は選べる4タイプあるうちのBタイプのお部屋でしたが、たまたま他の宿泊客がいないとのことでロフト付の広い部屋に無料でランクアップしてくれました!
この緩さがいいのです笑
宿は戸建てタイプで敷地内にいくつか建っているのですが、敷地内にある広場にはテーブルも置いてあり、そこで他の宿泊客と気が合えばゆんたくも楽しめるようです。
良い意味でオーナーやスタッフからの干渉は無く、プライベート感を大事にしたい人には特にオススメの宿といえるでしょう。
この宿は素泊まりのため食事は外食にするか、部屋に備え付けのキッチンで自炊をするかになりますが、ハウス美波は波照間島の集落内にあるため食事に困ることはないでしょう。
洗濯機も使えます。
私が泊まった部屋には浴槽は無くシャワーはありました。
前に宿泊したゲストが置いていったという“モリ”を無料で借りることも出来るので、自分でモリ突きをした魚を食べることも出来ますよ笑
島内を巡るのに便利な自転車もレンタルしてくれます。
【波照間島唯一のホテル】ホテルオーシャンズ
波照間島唯一のホテルであるオーシャンズも室内はキレイに保たれており、朝食付でレンタカーの貸し出しもしています。
ユニットバスがあるのも魅力ですかね。
コインランドリーも使えます。
屋上から星空を見ることも出来ますが、集落内で街灯が近くにあることもあり星空をみるにはホテルからすこし移動した方がいいかもしれません。
私が宿泊したことがある宿の中では、この3つの宿泊先は清潔感があり女性にもお勧めですよ!
【波照間島の楽しみ方】波照間島でオススメの過ごし方
「波照間島でどう過ごす?」
波照間島は自然豊かなのんびりした島ですが、その反面リゾート施設はありません笑
雨が降るとおそろしく何もすることが無い島です!
しかし晴れた日には最高のゆったり沖縄旅行を満喫出来るでしょう。
波照間島でのオススメの過ごし方を紹介してみますね。
ハテルマの過ごし方モデル
①まずはニシ浜に行く!
②島内一周しよう!自転車で回れば所要時間は約2時間
1.ニシ浜スタート
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2.波照間空港
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3.風車を眺める
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4.星空観測タワー
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5.日本最南端の碑
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6.“あやふふぁみ”で食事⇒“みんぴか”で黒糖かき氷
③ニシ浜でシュノーケリング
④ニシ浜でサンセットを楽しむ
⑤夕食
⑥星空を楽しむ
波照間島に宿泊する場合は①~⑥まですべて堪能出来ますし、その後に“ゆんたく”してもいいでしょうね笑
日帰りの場合は③までが限界でしょう。
波照間の旅客フェリーは往復3本ずつしかないので、日帰りではサンセットは楽しめないのです。
波照間・石垣島間の高速フェリーは下記リンクをご覧下さいね。
紹介したのは一例で、集落にあるお土産屋さんを覗いてもいいでしょうし、日本最南端の波照間郵便局に行くのもいいでしょう。
日本一美しい“ニシ浜”をただぼんやり眺めて過ごすのだっていいんです。
食事も今回は“あやふふぁみ”と“みんぴか”を紹介しましたが、他にも島料理の店やカフェだってありますよ。
私が最終的に行き着くところは結局ニシ浜なのですが、波照間島を満喫するにはとにかくのんびり過ごすことをオススメします!
せかせかするのが馬鹿らしく思えてしまうくらいゆったりとした時間が流れる島なのです。
本当に心が洗われてるような感覚を味わえますよ。
『何をするにものんびり』
それが波照間島を満喫する極意かもしれません。
波照間島へ最高のゆったり沖縄旅行へ出掛けてみませんか?
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